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給与は労働力のサブスクではない

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みなさんの職場にはいわゆる「サービス残業」は存在しているでしょうか。むしろ存在してない方が稀と言った感じもしますが、僕の所では当たり前のようになっています。

昨今のコンプライアンス強化等の流れを受けて、ノー残業デーを作ろう!とか定時で帰ろう!みたいな発言はたまに見て取れますが、実際に行われているわけでも無く定時になっても体感7割ぐらいの職員は残って仕事してますね。

そして残業申請しているかと言うとそうでもないと。なんなら18時を超えると残業申請の紙に「自己研鑽」と書いて提出しなければならなくなって面倒なのでタイムカードを先に切ってから残り続けるという異常事態と化しています。

この状況を使用者側は認知しているはずなのに、特に問題視せずなんなら給料払ってるんだしそれぐらい働いて当然!ぐらいの感覚を持ってそうなのが怖いです。オッ遅くまで頑張ってるな、ヨシヨシじゃないんだよって事ですね。

いわゆるサブスクですよね。毎月これだけの額を払ってるんだから沢山使えた方が得でしょ、的な。

労働力も同じで給与払ってるんなら長い時間働いてくれた方が払う側にとっては得ですよね。法律的にも人道的にも問題ありそうですが。

だって問題視してるならもっと力を入れて職員を帰らせると思うんですよ。もしくはずっと残っている奴の方がヤバいみたいな雰囲気を作っていったりとかね。

年齢層が高めの方はそれが当たり前の時代を過ごしてきた事を考えると「当たり前」を修正していくのは無理があると思いますが、じゃあいつまでその風習を続けていくつもりなのかと問いたくもなりますよね。

なんでもかんでも「時代じゃない」というのは個人的に具体的じゃなくてあんまり好きな表現ではありませんが、流石に時代に則してないと言わざるを得ません。

ただ本当に問題なのは半ば職員が自主的にサビ残をしている節があるという事かもしれませんね。

謎の忖度なのか帰りづらい雰囲気が出来上がってしまっているのかなのか、理由は複合的にあるとは思いますが一度染みついてしまった風習というのは中々洗い落とせるものでは無さそうです。

実際そういう問題こそ組合長の鶴の一声で解決してほしいものなんですが…