残りの半分は営業職です。
いきなりなんやねんと言う感じですが、農協は半分公務員というのはたまに聞いたりする言葉では無いでしょうか。実際準公務員とかいう定義のよく分からない言葉で言われたりもします。
では残りの半分はなんなのでしょうか。個人的に答えは営業職だと思っています。
農協には肉体労働から金融関連のデスクワークまでそれはもう様々な仕事があります。しかし、全職員で共通してやる仕事に「共済のポイントを稼いでくる」というものがあります。いわゆるノルマが全職員に設定されている事が多いですね。
なのでどの部署にいてどの仕事をしていても、ほぼ必ず営業をする必要が出てきます。自爆したり親族にお願いして共済に入ってもらう事もできますが、それ一辺倒ではいずれ頭打ちになって詰むので、いずれ営業をかけて共済の契約を取ってくる事になります。その前に辞めるなら話は別ですが。
僕が思うにこの半分公務員半分営業職ってお互いの悪い所ばかりが目立つシステムだと思うんですよね。
公務員的にただひたすら事務をこなす等して、そこには特にやりがいも求めてなく粛々と仕事をしてお給料を貰いたい。というのが希望の人は「営業」という仕事をしなければいけないので思ってたんと違うとなりますよね。
逆に営業得意ですいくらでも推進行けますって人は、一般職であった場合ノルマ以上の数値をこなしてもそれが給与に反映するわけではありませんからね。
かといって渉外担当になっても農協の給料は基本低めなので営業職をやる甲斐が無いと思うんですよね。営業職の魅力って自分の行動が直接報酬に影響する部分だと思うんですが、農協だとその旨味が無いと思います。
あとボーナスなんかの判定基準は日常の業務よりノルマがこなせているかどうかを重視して見られるので、いかに日常業務が完璧な人でも共済等のノルマがダメダメだと評価が著しく低くなるのも問題です。
単純に考えて日常業務のやる気が下がりますよね。極端なこと言えば適当に仕事してても共済のポイントさえ稼げていれば評価されるんですから。
と言う感じで僕は農協特有の一般職員にも重いノルマが課せられているせいで、完全に一般業務だけに集中できない。というのは誰にとっても良くないシステムなので、大規模な改修が必要だと思っています。
個人的には一般職のノルマを無くして、その分のノルマを渉外担当に回す代わりに渉外担当の給与を思いっきり引き上げるor基本給+歩合制にするってのはどうかなと妄想しています。
そうすれば粛々と仕事してお給料を貰いたい人と、ガッツリ仕事してガッツリ稼ぎたい人のニーズがはっきりして良いんじゃないかと思うんですがどうでしょうか。